今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>「バンジージャンプ」のルーツは何か?
・「バンジージャンプ」のルーツは何か?
現在のバンジージャンプの開発者は、ニュージーランド人のA・J・
ハケット氏。ゴム使用のバンジージャンプ台は、彼が1988年に
ニュージーランドのクイーンズタウンにつくったものが世界第一号
である。しかし、ハケット氏は、安全にバンジージャンプを楽しめる
人、あるいはバンジーを近代化した人物とはいえても、その創業者と
はいえない。本当の創案者は、南太平洋に浮かぶバヌアツ諸島の先住民
たちである。
バヌアツ諸島は、オーストラリアとフィジーのちょうど中間に散在する
80余りの島々で、先住民たちは次のような“成人式”を催すのが慣例
だった。儀式に参加するのは、10歳以上の少年で、当日、村の広場
には森から切り出した木で、高さ30メートルぐらいのヤグラが組まれる。
そして、ヤグラのてっぺんから、足に植物のツルを巻き付けた少年たちが
次々にダイビングして、一人前の男としての勇気を示すのだ。
この、バヌアツの少年たちの大人になるための通過儀式が、現在のバンジー
ジャンプの原型である。
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