今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>「女性自身」というタイトルは、なぜ生まれたのか?
・「女性自身」というタイトルはなぜ生まれたのか?
「女性自身」(光文社)といえば、女性週刊誌の老舗中の老舗だ。
現在でも、「女性セブン」(小学館)と並んで、発行部数1、2位
を競っているが、あらためて「女性自身」というタイトルだけを
よくながめてみると、妙な気分になる人もいるはずである。
このタイトルを発案したのは、創刊当時の編集長・黒崎勇氏
1959年のある朝、トイレで新聞を読んでいた彼は、「女性
自身のもの―それは個性である」という広告コピーを発見。
「これだ!」と閃いたというのである。
当時は女性の解放が叫ばれはじめていた頃で、黒崎氏は時代の風潮
ピッタリだと判断したわけだが、いざ会議にかけると、猛反対の嵐。
しかし、当時の光文社社長の鶴の一声で、反対意見を押さえること
ができた。
しかし、創刊号の売れ行きはさっぱり。それでもタイトルを変えること
はせず、第2号から皇室特集を組むことで徐々に売れ行きは上昇した。
「『女性自身』ではなく『皇室自身』ではないか」という陰口を
たたかれながらも、「女性自身」はやがて女性週刊誌売れ行き
ナンバーワンになったのだ。
|