今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>なぜ、観光地の絵はがきには人が写っていない?
・なぜ、観光地の絵はがきには人が写っていない?
名所、旧跡の絵はがきの風景写真には、たいてい人が写っていない。
自然のあるがままの風景を損なうため、観光地の風景写真には人は
原則として入れないというのが、観光写真業界の常識だ。
しかし、観光地は当然のことながら、いつも人がいっぱいで、誰も
いない状態はめったにない。だから、あの「無人写真」を撮るのは
忍耐が必要だ。名所旧跡といえども、何かの拍子に人波がパタッと
とだえる瞬間がある。
カメラマンはその一瞬を忍耐強く待ち続けるしかなかった。
ところが、最近は、コンピュータで処理して人を消すこともできる
ようになった。同じ場所のカメラを据えつけて、時間をずらして、
何枚も撮る。すると、たとえば、1枚目には画面の右に人がいても
2枚目になると、その人たちは移動して左にいる。そこで、それぞれ
の人がいない場所をつなぎ合わせるようにして、誰もいない風景を
作り出せるようになったのだ。
いずれにしても、手間のかかる仕事なのである。
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