今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>弁護士事務所は、なぜ会社組織ではないのか?
・弁護士事務所は、なぜ会社組織ではないのか?
弁護士のタマゴは、たいていどこかの「法律事務所」に“就職”
するが、この法律事務所、じつは会社ではない、
複数の弁護士がいて、その“売上げ”が億単位という法律事務所
も珍しくない。だったら、有限会社なり株式会社になり、会社
組織にしておいたほうが何かと便利というのが世の常識だが、
弁護士事務所の場合、法律で会社組織にはできないことになって
いるからである。
これは、弁護士は利益追求のためではなく、社会正義の実現する
ために働く、というのが建前だから。
したがって、すべての法律事務所は、いわゆる“個人事務所”で
ある。複数の弁護士がいる場合は、事務所の家賃や事務所の人件
費などの維持費を分担しあい、収入はあくまで独立採算。もちろん
サラリーマンではないのだから、確定申告をして税金を納めること
となる。
ちなみに、ある中堅弁護士の場合、売上げは約3000万円、その
うち1000万円は、共同事務所の維持費に消えるという。
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