今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>なぜ、料亭の玄関には「盛り塩」をする?
・なぜ、料亭の玄関には「盛り塩」をするのか?
料亭などの店先には、盛り塩といって、塩がピラミッドのように
盛られていることが多い。
塩はいかにもお清めのイメージ、魔除けかなにかのおまじないだと
思っている人も多いはず。
だが、この盛り塩、じつは古代中国の女たちが、皇帝の気を引くため
のちょっとした仕掛けだった。
当時に中国の皇帝は、何人もの側室をかかえ、順番に夜のお相手を
させるという優雅な日々を送っていた。しかし、
それぞれの屋敷で皇帝がやってくるのを待つ側室たちにとっては、
つらい日々。彼女たちは誰しも、皇帝の籠愛を独占しようとして
いた。
そんな側室のひとりが、あるとき、玄関に塩を盛ることを思いついた。
というのも、皇帝はいつも牛車に乗って側室の屋敷に出向く。
塩は牛の大好物。皇帝の牛車の牛が、その塩につられて自分の屋敷の
前で立ち止まれば、他の側室の屋敷に出かけようとした皇帝も、やむなく
自分の家に来てくれると考えたのである。
この計画は、見事に成功。この故事がもとになって、盛り塩は客を呼ぶ
おまじないになったのである。
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