今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>出産には、なぜ、健康保険が適用されない?
・出産には、なぜ、健康保険が適用されない?
病気やケガをしたとき、健康保険がないとたいへんな費用がかかる。
しかし、1週間前後も病院に入院したのに、この健康保険が役に立
たないのが出産である。妊娠・出産には50万円近くかかるが、健康
保険が適用されない。
たしかに、加入している健康保険から一時金として10万円程度
もらえる制度はあるが、これは、あくまで“公的な祝い金”として
支払われる。
なぜ、妊娠・出産には健康保険が適用されないのか、理由は2つある。
ひとつは妊娠・出産は「病気ではない」から。出産はおめでたいコト。
そんな“慶事”に健康保険は適用できないというわけである(帝王切開
や妊娠中毒症は病気と見なされ健康保険が適用される)。
もうひとつの理由は、出産費用が病院によってまちまちである。病院
には、ホテル並みの設備を誇る産婦人科から、昔ながらの助産師まで
設備も料金も非常に幅がある。
健康保険の現物支給を受けるためには、料金を全国一律にしなくては
ならないが、現状ではまず不可能。だから、出産には健康保険が適用
されないというわけだ。
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