今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>クルマのドアロックはしないほうがいい?
・クルマのドアロックはしないほうがいい?
以前のクルマには、「車速感知式ドアロック」なる装置がついている
ものがあった。
クルマのスピードが時速20キロくらいになると、自動的にロック
してしまう装置である。
ドアロックしておけば、走っている最中に、急にドアが開くという
こともない。安全のためにはいかにもあったほうがよい装置だが、
外車にはこうした装置は少ない。国産車でも、最近の新車からは
消えつつあるが、どうしてだろうか?
結論を先にいうと、ドアはロックしないほうが、万が一のときは
安全だからである。大きな事故を起こすと、たいてい、中のドライバー
は意識を失っている。当然、自分でクルマの外には出られない。
こんなときに、ドアがロックしてあると、救助隊はまず、ドアの
ロックを解除することから始めなければならない。
結果的に、ドライバーの救助に手間取り、そのせいで助かる命も
助からない、といったことがありうるのだ。
クルマが進化したいま、走行中にドアが自然に開くことはまず
ありえない。
万が一のためにも、走行中はドアロックしないほうがいい―これは
いま、クルマのの新しい常識になりつつある。
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