今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>なぜ、カニ缶は紙で包んであるのか?他
・なぜ、カニ缶は紙で包んであるのか?
缶詰の中でも、高価なのがカニ缶。他の缶詰との違いは、他の缶詰
はそのまま中身が入っているのに比べ、カニ缶はカニ肉が白い紙で
包まれていること。これは、カニ肉が高価だからではない。
カニ肉は、缶の材質と化学反応を起こしやく、ガラス状の結晶物を
作りやすい。それを防ぐために、「酸性パーチ」という白い紙で包ん
であるのだ。
・なぜ、干物は長持ちするのか?
生魚はすぐに腐ってしまうが、干物は日持ちする。その違いの原因は
水分と塩の濃度にある。生魚が腐るのは、細菌、酵母、カビなどの
微生物が、タンパク質や脂肪を分解するため。この時、水分がないと
微生物は活動できないので腐りにくいのである。
その点、干物は日に当てて、水分を飛ばしてある。
そのため、微生物の繁殖が抑えられて、腐敗のスピードが鈍るのだ。
また、干物を作るときは、魚を塩水につける。これによって、魚の
水分が塩水に溶け出し、天日にあてたとき、水分がより蒸発しやすく
なっている。しかも、微生物の多くは塩分が苦手なのだ。
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