今さら人様には聞けない疑問を解決してスッキリしましょう!>なぜ、缶ジュースは大きさが違くても値段が同じ?
・なぜ缶ジュースは大きさが違くてもでも値段が同じなのか?
ここ数年、缶飲料は350ミリリットルの製品が主要になりつつある。
しかし、ときどきお目にかかるのが250ミリリットルのスリムな缶。
この2つ、中身は同じなのだが量は違う、なのになぜ値段は一緒なのか?
昭和62年頃まで、日本の国産缶飲料は250ミリリットル入り100円
が相場だった。ところが、この年、円高のせいもあって、外国産の350
ミリリットル缶が大量二輸入され、なおかつ90円という安値で売られた。
国産メーカーはこれに対抗するために、350ミリリットル入りの缶飲料
の生産を開始。値段は据え置きの出血サービスだった。
以来、国産メーカーは、2種類の缶飲料をつくりつづけているわけだが、
250ミリリットル入りの製造を中止しないのは、製造工程を変えるのが
大変だったり、地方によっては流通事情が違うため。全ての製品を350ミリ
リットルに統一するのはなかなか難しいのだという。
また、缶飲料の値段の70%近くは、流通コストと容器代。つまり、中身
が100ミリリットル程度違っても、コスト的にはあまり差はないのだという。
|